FXシストレのストラテジーの選び方

ご出演いただいたFXサークルの方々

職種も年齢も異なる4名のトレーダーが交流サイト(SNS)で知り合い、週に2回程度集まっては実際に売買を仕掛けている。将来の目標は、FXだけで生計を立てること。どのような思いで取引をすすめているのか、話を聞いた。

ミラートレーダー、シストレ24などFXシストレのストラテジー選び方

ミラートレーダーやシストレ24などのFXのシストレでは、通貨ペアやタイプ別のストラテジー群といった大きな枠組みでストラテジーを選ぶべき。もう少し具体的にご説明しましょう。

 

マーケットは常に参加者の集団的な心理状況によって変化します。それはアグレッシブな状況なのか、ネガティブな状況なのかということです。たとえば、「米ドル円」で考えれば、米国の雇用統計が市場予想を上回る好調な結果であればポジティブな動きとなり、上昇するでしょうし、反対に市場予想を大きく下回れば下落することになります。

 

これを違ういい方にすると「リスクオン」と「リスクオフ」になります。一般的にリスクオンの相場となった場合には、リスク通貨が買われ、低リスク通貨が売られることになり、先進国通貨から新興国通貨への資金移動(例:トルコリラや南アフリカランドといったいわゆる新興国通貨を買う動き)が活発化します。

 

一方で、リスクオフとなった場合は、高リスク通貨は売られ、低リスク通貨が買われることになり、新興国通貨からとくに(比較的安全な通貨とされている)日本円、スイスフランへの資金移動が起こります。

 

まとめると、マーケット参加者がリスクをとってチャレンジしている相場(リスクオン)においては、高リスク通貨が買われるトレンドが発生します。逆に、不透明な要因によってマーケットリスクが大きいと参加者が考える場合(リスクオフ)、マーケット参加者は高リスク通貨のポジションを解消するようになるので、リスクオン相場とは逆のトレンドが発生します。

 

そして、リスクオンとリスクオフのどちらともいえないときは、トレンドのないレンジ相場になります。このようなレンジ/トレンドの発生傾向に沿って通貨ペアや得意タイプストラテジー群を効果的に選択すると、勝率があがるものと思われます。これはミラートレーダーでもシストレ24でも変わりはありません。

注目のマーケット情報

最近の株式市場は、スマートフォン市場の拡大を背景としたSNS関連のほか、地熱発電、リチウムイオン電池といった次世代エネルギー関連などへの物色も期待されよう。特に日経平均がシカゴ日経225先物清算値(8515円)にさや寄せ後に高値保ち合いになるようだと、やや仕手系色の強いテーマ銘柄に短期筋の値幅取り狙いの資金がシフトする可能性がある。日経平均は為替市場の円安相場に助けられ、中期的には上昇するであろう。