FXの勝率を上げる方法とは

ご出演いただいたFXサークルの方々

職種も年齢も異なる4名のトレーダーが交流サイト(SNS)で知り合い、週に2回程度集まっては実際に売買を仕掛けている。将来の目標は、FXだけで生計を立てること。どのような思いで取引をすすめているのか、話を聞いた。

FXの勝率を50%以上にするには確実に勝てるパターンを見つけること

ある通貨ペアを何の根拠もなくヤマ勘だけでポジションをとれば、勝率50%の「丁半ばくち」とそっくりのギャンブルとなります。

 

しかし、FXに真剣に取り組んでいるトレーダーなら、こんなことは絶対にしないはずです。

 

過去の検証や経験に基づいた売買ロジックから判断して、より確率の高い方向にエントリーするはずです。

 

何も考えずにエントリーするのであれば、長期的に勝率が50%に収束することになり、それはギャンブルに他なりません。

 

もちろん、FXの世界にも「運」の要素があることは否定しません。しかし、FXは、自分の経験を活かし、テクニカル分析、ファンダメンタルズ分析などを行うことで、勝率を上げることが可能な世界です。

 

正しい努力をすることで、勝率を高めることができるという点が、FXが単純な丁半ばくちなどとは決定的に違う点ではないでしょうか。

 

FXをギャンブルにしている人とは正しい努力を継続することで、長期的には運、不運に左右されないという点において、FXは決してギャンブルではありません。

 

FXをギャンブルにしてしまうのは、他ならぬトレーダー白身なのです。FX取引から運の要素を極力小さくし、ギャンブルにしないためには、どうすれば良いのでしょうか。

 

未来の値動きを正確に予想できる人間は存在しませんが、過去の値動きならば、容易に確認することができます。

 

ですから、過去のチャートを丹念に分析することで、未来に再現される可能性の高い値動きのパターンを、事前につかむことがきるのです。

 

ろくに分析もせず、「なんとなく一か八か」で勝負する人。根拠なく「上がって欲しいから買う」といった、希望的観測で売買する人。一攫千金をもくろんで、口座資金枠ギリギリまでポジションをもつ人。売買ルールをもたない人や、それを守れない人。

 

これらの人が行っているFX取引は、間違いなく、すべてギャンブルです。FXをギャンブルととらえている人というのは、為替相場がどんなものかを学ばずに、目の前で動いている数字のゲームをしているに過ぎないのです。

 

FXで稼ぐことは仕事で稼ぐことと同じ私はかつて、証券会社で為替ディーラーをしていましたし、今でもFXの専業トレーダーなので、FX取引で利益を上げることが仕事です。

 

もし、FXがギャンブルだとしたら、金融機関のディーラーや専業トレーダーは、全員ギャンブラーということになりますね。FXをギャンブルにしないためには、トレーダーも優れたギャンブラーになる必要があります。

 

つまり、ギャンブル的な行動をしないで、自分が検証によって見つけた有効な売買ルールを、どこまで守れるかにすべてがかかっています。

 

そのためには、エッジのあるチャートパターンの出現を、ただひたすらに待つこと。そして、そのチャートパターンが出てきたときには、躊躇なくエントリーして、勝負をしかけることです。

注目のマーケット情報

最近の株式市場は、スマートフォン市場の拡大を背景としたSNS関連のほか、地熱発電、リチウムイオン電池といった次世代エネルギー関連などへの物色も期待されよう。特に日経平均がシカゴ日経225先物清算値(8515円)にさや寄せ後に高値保ち合いになるようだと、やや仕手系色の強いテーマ銘柄に短期筋の値幅取り狙いの資金がシフトする可能性がある。日経平均は為替市場の円安相場に助けられ、中期的には上昇するであろう。