FXの勝率を上げる方法とは

ご出演いただいたFXサークルの方々

職種も年齢も異なる4名のトレーダーが交流サイト(SNS)で知り合い、週に2回程度集まっては実際に売買を仕掛けている。将来の目標は、FXだけで生計を立てること。どのような思いで取引をすすめているのか、話を聞いた。

FXで勝率を上げるにはどうしたらいいか、聞いてみた

皆さんはいつ頃から集まるようになったのですか。

 

Aさん
私の仕事場がさいたま市の外れにあるのですが、使い道のないプレハブ小屋があって、もったいないのでみんなでトレードしてみないかと誘ったのがきっかけです。FXって一人でやっていても寂しいですしね。

 

Bさん
(場所を提供してもらえたのは)うれしかったですね。みんなで自分のパソコンを持ち寄って、即席の「ディーリングリレーム」になりました。尾洋さんの知識やテクニックをみんなで聞いて、1週間くらい寝る間も惜しんでトレードを繰り返したこともありました。

 

Cさん
みんなのトレードを眺められるのは面白いですね。失敗が続いであちゃめちゃしょげている様子ほど楽しい。それって、私のことですか? (一同、笑い)

 

FXを始めたきっかけは

Aさん
もともとは株取引をやっていました。仕事をしながら日中に取引するのは難しいなと思っていた折、仲間から24時間取引できる為替市場について聞きました。それ以来、為替1本です。リーマンショックの少し前、ドル/円が120円の頃です。 119円で買ったら途端に下がり、ショートに切り替えたら上がった。手痛いスタートです。

 

Bさん
株には苦い経験があります。不動産ファンド会社のパシフィックホールディングスが、サブプライムローン問題をきっかけに経営破たん。保有していた株は紙切れ同然になり、100万円以上損しました。投資する意欲が燃え尽きていた頃、あるブログでスワップポイント狙いのFXが紹介されていました。ちょうど寝かしている現金もあり、2~3倍のレバレッジなら大丈夫かと始めたのがきっかけです。その後のリーマンショックで、こちらも損失を。為替差益を狙うトレードをしっかり学ぶべきだと思いました。

 

Cさん
会社の同僚が仕事の合間にやっているのを見て、興味を持ったのが4年半前。意味も分からないままデモトレードを試したところ、一晩で90万円くらい増えていて驚きました。実際の資金でも同じ取引ができると聞いたのの勉強会を週1回くらいのペースでやっていました。ネットで低額取引サービスが始まったあたりです。シミュレーションの域で終わったのですが、その中の一人がFXをやっていて、私の師匠になりました。テクニカル分析からファンダメンタルズの影響まで、一通り教えてもらい、取引を始めました。

 

いまはどんな取引スタイルが中心ですか

 

Aさん
5分足、30分足でトレンドライン(上昇トレンドでは下値抵抗線)とチャネルライン(上昇トレンドでは上値抵抗線)を引いて、その間を取りにいくのが基本です。それぞれのラインは壁の役割なので、飛び越えたときは、トレンドはおしまいと判断します。ブレイクポイント付近は、トレンドが変わる局面ですが欄しも多く、次のトレンドを読む判断が難しいのが常。ポジションを建てている間は、チャートからは目が離せません。ポジションは長くても1時間といったところです。 トレンドが生きていれば、世間が円高でも円安でも関係ありません。

 

Bさん
私たちは、Aさんさんの指導を受けたトレードをしているので、目指しているスタイルは近いと思います。私の場合は仕事の都合もあり、超短期のトレードは難しいので、日足で見て反発のタイミングを読むようなデイトレート。1日あたり3~4回といった日課です。ユーロ円で10銭~30銭の値幅を狙うことが多いと思います。

 

レンジ幅を狭くしても、スキャルピング(超短期トレード)はリスク管理が大変ではないですか。

 

Cさん
確かに外貨預金ならば90円から80円へ円高に動いても、円に戻す理由がない限りそれほど気に留めないと思います。FXで高いレバレッジをかけたトレードをする方ですと、30銭40銭の動きでもかなり大きいです。

 

Aさん
資金効率の面ではレバレッジをかけたほうがよいのでしょうが、手元資金額によると思います。資金量が少なくレバレッジを高くしたい際は、円ユーロよりは円ドルと相対的に値幅の小さい通貨ペアを選ぶのもアイディアかなと。いずれにしても、買いポジションでトレンドラインを割り込んで、さらに前回の安値を越えるようなときは、完全にトレンドが終わったと判断して、すぐに損切りするべきです。

 

 

 

Bさん
ロングで下値を割り込んで、ショートに変えたら裏目に出る。往復ピンクですね。大きく動きそうなときは手を出さないことも大切です。様子見。ポジションを持つのは方向感がついてからでいいんじゃないかと思います。ついつい欲が出ちゃって、失敗することも多いんですけどね。ポジション病ですね。

 

 

ファンダメンタルズは、どの程度参考にしますか

 

Aさん
テーマも移ろいやすく結局はわからないので、どっちに動くかなと想像する際の参考程度です。超短期のトレードでは、テクニカル分析のみでと決めています。

 

Bさん
雇用統計とか大きな指標の発表は、内容次第で大きくリバウンドしてくれるんで、取引タイミングとしては見逃せません。

 

Cさん
今日(4月7日)もありますね。ECB(欧州中央銀行)の政策金利。

 

皆さん 発表時間は20時45分(笑)。

 

Aさん
ファンダメンタルでポジション持つことはあります。例えば、今がそうです。円最高値更新後の協調介入以降、RSK売買の相対力指数)は70%を超えた状態が続き買いが加熱気味でした。テクニカルに考えれば、売りシグナルになるのですが、日銀が1兆円の介入資金に使わず円安に戻ってきたわけだから、世界中の投資家が円安に向かっていいのだと判断しているなと感じました。こういう局面では、馬鹿になって買っていてもいいのかなと。

 

結構、皆さんファンダ、見てますね。

FXを継続的に続けるうえで、どんな思いや距離感で向き合っているのですか。

 

Aさん
負けっぱなしでやめたくないという意地ですかね。だからしっかり、勉強する。あとは、なくなって首を吊らなくちゃならない資金ではやらないこと。初めて投資をするのに100万円や200万円を一度に投入する方は多いですが、最初から思惑通りに勝てるわけはないですから、まずは授業料と思って数万円単位から始めることをすすめます。その程度ならなくなっても気分的に楽だし、自己責任として割り切れます。

 

Bさん
自分の見通しがピタリと当たったときの楽しさ。ここで反落すると思って、ショート(売りポジション)を建てた途端、スルスルスルと落ちたときは本当に気持ちがいい。悔しい思い出は誰もが持っていると思います。私もギリシャショック前に126円でユーロ/円のロング(買いポジション)を建てましたが、そのポジションは記念にいまだ持っています。健気にスワップを稼いでくれているので、含み損のポジションなのにかわいく感じます。最近ユーロが上がってきてくれたのになぜか哀しいです(笑)

 

Aさん
どんなスタイルでFXを取り組むにせよ、他人の受け売りは避けた方がよい。最悪のシナリオが想定できないし、レンジの幅も想像できない。自分なりの分析力で構わないので、一度はとことん学んだほうがよいと思います。テクニカル分析も、何か一つに特化して身に付けた方が応用できるはずです。私はトレントラインですが、一目均衡表でもボリンジャーバンドでも構わないでしょう。

 

Bさん
為替は売りか買いなので、確率論的に50%の勝率だと言われます。どうせ丁半博打でしょと思っているうちは、FXで勝つことはできません。でも、それなりの分析ができてトレントのシナリオが立てられれば、70%、80%の勝率は可能だと、いまは思っています。

 

Cさん
個人一人では難しいことって多いかなと思います。イ可もわからずポジションを持つのは避けたいし、正解が知りたいです。こうして皆で集まって、意見を交わすのは楽しいし、FXを続けられる秘訣かなと感じます。

 

編集後記
知的ゲームのようにFXを楽しんでいる様子が印象的でした。自分ごととしてグローバル経済の会話ができる。社交のツールとしてもFXは役に立つのでしょう。リスクに関しては、個人や付き合い方によって許容できる幅はだいぶ異なるもの。保証金額やレバレッジ、取引レンジを含め、さまざまな取引スタイルを自由に実現できるのがFXの魅力です。

 

半面、一人で学ぶことに限界を感じる投資家も多いのかもしれません。近しい取引スタイルの投資家同士が情報を交換できる場が増えればとの思いを新たにしました。

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